非協力的な患者家族に先輩看護師も対応してくれて

看護師として働いていると、患者だけでなくその家族との付き合いも避けられません。家族の理解や協力がないと、患者の治療を進められないことも多いのに、なかなか理解も協力も得られない家族もいるのが現実です。

人間関係がよいと聞いた職場に入職

専門学校卒業後に就職した病院に勤務して6年、現在20代後半、既婚の女性看護師です。職場は、整形・消化器・脳神経外科の混合病棟です。自宅から自動車で30分圏内と距離が近く、給料も他の病院と比べると高かったため、そこに決めました。また、その病院で働いていた先輩看護師から人間関係もいいと聞いていたのが、就職先として選んだ大きな要因です。

家族が滅多に面会に来ず洗濯もしてくれない

勤務して4年目のことだったのですが、ある患者さんの息子さんの話です。年配の女性の患者さんで、旦那さんは亡くなっており、家族は息子さん一人だけでした。患者さんは自分で身の回りのことをすることができず、看護師が身の回りのお世話をしていました。もちろん洗濯なども自分ですることができないので、そのような患者さんは家族の方が洗濯を自宅でしてきてもらったり、着替えを持ってきたりしてもらうのが病院の決まりごとになっていました。しかし、なかなか面会に来ない息子さんだったため洗濯物は溜まる一方で、病院から息子さんに電話で連絡をして着替えを持ってくるように頼んでも、なかなか持ってきてくれません。体などを拭いても、新しい着替えがないため、患者さんには同じ服をまた着てもらい対応していました。

周囲に相談して対応を手伝ってもらった

そのうちどうしようもなくなって、病棟師長、先輩看護師に相談しました。師長や先輩看護師からも何度も息子さんに連絡してもらい、何度も病院に来てもらうようお願いをし続けました。また、病院で使っていない寝衣があるときは、それを患者さんに使用したり、息子さんに洗剤を持ってきてもらって、最悪看護師が患者さんの寝衣を洗濯したりしていました。息子さんがこまめに来てくれることは結局なく、家族の方の協力が得られないときに看護師ができることを考え行いました。

周りと問題を共有すれば解決策も見つかる

家族の方への対応で困ったことを、自分より上の立場の人に相談することはとても大切だと思います。上の人から、家族の方に連絡をしてもらうと聞き入れてくれる家族の方もいたりしますし、自分一人で対応しようとしなくていいと思います。一人の患者さんを、一人の看護師が全て対応しなければいけないわけではないですし、むしろ看護師みんなで一人一人の患者さんのことを考えることが重要だと思います。患者さんのケア、看護計画しかり、家族の対応も一緒だと思います。患者家族のことだけでなくても、どんどん相談してみるといいと思います。