看護師の説明を患者家族がちゃんと聞いてくれずトラブルに

キャリア4年目総合病院勤務

20代後半、看護師4年目、地元の総合病院で勤務している女性看護師です。2交代の総合病院で勤務したかったので、この職場を選びました。でも、所属部署は自分で選べませんでした。いまは独立していますが、最初は家族と同居していました。

退院についてご家族に電話で説明することに

看護師になって2年目のときの話です。自分の受け持ちだった患者さんと、そのご家族のお話です。患者さんは独居の高齢者の方で、ご家族とはあまり折り合いが良くないケースでした。患者さんは3か月近い長期入院を経て、なんとか歩行できるまでに回復され、あと2週間ほどで退院可能となりました。患者さんへは回診時に主治医が直接話されましたが、ご家族は滅多に面会に来ないため、看護師が電話をして退院の目途を伝えることになりました。患者さんもそれを希望されました。

ご家族がパニックになってトラブル発生

そこで受け持ち看護師である私が、ご家族に電話をすることになったのですが、私がまだ2年目だったこと、しばしば病棟内で退院に関してトラブルが起きていることから、上司からは「主治医からの話だと強調するように」と言われました。もちろん上司の指示を胸に、ご家族へ電話しました。「今日、主治医から患者さんに、あと2週間ほどで退院できますとのお話がありまして…」と説明をしました。しかし、ご家族は退院という言葉にパニックになってしまったようで、電話をしたその日のうちにナースステーションに来られました。そして「病院から追い出すのか!」「そんなにすぐに出ていけって言われても無理だ!」「看護師にそんな権限があるのか!」と怒鳴りました。

それをきっかけに対応の見直しがされた

ナースステーションでの出来事だったので、その場にいた師長や副師長をはじめとするスタッフ全員に知られました。それでも、師長がすぐに対応してくれ、ご家族はしばらく話をしたあとに落ちついて帰られました。ご家族が帰られたあと、私は改めて師長を含む上司に相談しました。その結果、以前も他の患者家族と同じようなトラブルがあったため、病棟では「医師が退院日の説明をするときは、可能な限り回診時に家族に来院してもらい、医師から直接話を聞いてもらうようにする」という決まり事ができました。

トラブルになったときは必ず相談して

先輩の経験談やアドバイスは、必ず役に立つと思います。また、看護は一人でできるものではないので、他のスタッフとの情報共有と言う意味でも相談はとても大切だと思います。患者さんのご家族とのトラブルは、よく起こりうるものです。特に若い看護師は巻き込まれやすいです。トラブルがあったら、ためらわず上司に相談することです。一人で抱え込むと辛いし、後々もっと話が複雑になるかもしれません。