小児科病棟ならではの家族と看護師の関係がストレス

特に小児科を希望したわけでなかった

小児科病棟に勤務して4年目になる女性看護師です。4年制大学の看護学科を卒業後、そのまま付属の大学病院で働いています。小児科勤務は特に希望していませんでしたが、大学側からの指示で配属されました。いまは産休中です。

子ども以上に保護者がストレスを溜め込む

やはり小児科ですと、必然的に保護者の付き添いのもとでの入院になります。そのため、患者であるお子さんとの間というよりは、その付き添いの保護者の方に気を使うことが多いです。1日2日ならばまだしも、大体の患者さんが1ヶ月以上の長期入院ですから、お子さん以上に保護者の方のストレスも溜まってきます。個室であれば何とかなったとしても、相部屋だとなおさらです。最初こそお互いに気を遣っていたとしても、夜に音がうるさいなどのトラブルで保護者同士言い争いになることもありました。また、患者であるお子さんが思春期である場合、小さなことで親子の言い争いになったりと、トラブル勃発は日常茶飯事でした。

保護者との付き合いが看護師にとってもストレスで

当然、看護師にとってもそのことがすごいストレスになります。そのままにしておくと、さらにストレスが溜まりますので、どんな小さなトラブルでも、病棟の同僚皆で情報を共有し解決に努めました。そしてもちろん一人で解決しようとはせず、先輩方や医師になんでも相談しました。それに、当時はまだ私自身に子どもがなかったので、どうしても親の気持ちが100%わからず、子どもがいる友達に相談して、親ならではの心境を聞いたりしてアドバイスをもらいました。

看護師にできることは限られるから妥協も大切

小児科病棟では、こういったトラブルは昔からずっと続いてきたことなので、何か対策をしたとしても、全てのトラブルを根絶するということまではできないようです。特に、私の勤務先は昔からある典型的な大学病院で、最近増えてきている「こども病院」とは違って施設自体も簡素で、正直子どもやその家族のことを考えた作りにはなっていません。こちら側もイベントや装飾などである程度工夫を凝らしていたものの、家族のストレスが溜まるのも無理はないと思いました。私たちができることは限られていると、どこかで妥協することも大切ではないかと思います。